【パイオニア レーザーディスク LD−W1】整備内容
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外観
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LD−W1全体の画像 両面2枚LD再生可能、LDプレーヤー |
背面の画像 外部出力端子と、意外なのはTVアンテナ入出力端子が装備されている(右2個の端子) |
フロント表示部分 4面の再生情報等を表示する |
LDのトレイ画像
このトレイ2枚が交互に開閉する
この画像は動作中のトレイを撮影したのでピンぼけしている(笑) |
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分解・整備作業
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LDトレイの開閉を操作しているギア
ゴムベルトはギザギザのある特殊な物で歯車を滑らないよう工夫されている
ゴムが細いのが心配だが、今のところ問題無し |
ギア歯車の様子
この歯車部分が上下左右に動いて、扉・トレイの開閉操作をおこなっている
動作に問題無し |
修理完了
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LD内部の様子
上に大きな、左右にも基盤がある。
右に見える棒は、電源スイッチ操作用の連結棒。 |
回転、ピックアップ部分の画像
ピックアップレンズは見えないが、この部分でLDを固定回転して再生する
また、両面再生のためこの部分が180度回転して裏面を再生する |
背面にある輸送用固定ネジ
このネジを固定するとLDの固定・回転部分が動かなくなる
トレイの開閉には関与しておらず、A面だけの再生なら固定していても支障は無いが、
裏面(B面)再生時にネジが固定されていると支障が出るようだ。 |
天板にある注意書き
ネジは気休め程度の作用しかしないのだが、裏面を再生する時には外さないと故障する可能性も
一応、ピックアップレンズ等を固定するので、輸送時はネジを絞めた方が良いと思う |
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雑感
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1988年の発売、定価22万円のバブル時代の
遺産とも言うべき、世界で唯一(笑)LD2枚、4面連続再生可能なLDプレー
ヤーである。
裏面・2枚目再生時に多少のラグタイムはあるものの、一度セットすると2枚の
LDを勝手に再生してくれるのは非常に便利である。
再生の質についてもまあまあで、他の高級LD機を比較しても遜色は無いと思う
。
ハードオフのジャンク品として購入したのだが、トレイの開閉に問題があったら
しい。 下側のトレイが引っかかっていたようで、手で移動させて電源投入した
ところ異常無く動作するようになった。
テレビアンテナの入出力端子が装備されていて、アンテナ端子経由での信号入力
が可能になっている。 つまり、TVにビデオ接続端子が無くても、TVアンテ
ナを接続することで、TVの1ch・2chにLDの映像表示が可能である。
今時、ビデオ入力端子の無いTVも少ないが、古いTVを使用している家庭にも
配慮した設計となっている。
まだまだ現役で使用は可能なのだが、LDソフトの供給が止まってしまったので
過去の資産を生かすしかない。 しかし、捨てがたいLDプレーヤーでもある。
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